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2021.10.15

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体質改善

月経とうまくつきあって、妊娠できる体質に!【中医学リプロダクティブヘルス】集中特訓#04

妊娠したい女性&カップルなら、ぜひ知っておくべき!漢方・中医学による妊活アプローチについて、「学び」を深める連載。妊活を始めたばかりの人も、なかなか妊娠しないと不安な人も、「読むだけ」で妊娠しやすい身体づくりをめざすことができる!そんな妊活の基本をまとめています。

教えてくださるのは中医学講師の張(ちょう) 立也(りつや)先生。『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』編集部とともに、さぁ、授かりに向けて学びのトビラを開きましょう。

第4回のテーマは「月経」。女性にとって“毎月のお客さま”はとても身近なできごとなので、かえって変化や異常を見過ごしているかもしれません。月経に関する正しい知識を、いま一度しっかり確認しましょう。

▼これまでの集中特訓はこちら
#01 妊娠したいならまず「体質タイプ」を学ぼう
#02 漢方のベーシック妊活「周期調節法」について知りたい
#03 基礎体温で身体を知ることが妊活の第一歩

月経が起こるメカニズム


月経(生理)は、妊娠が成立しなかったときに、月に一度不要になった子宮内膜がはがれて、体外に排出される現象です。主に、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の周期的変化により起こっています。

女性の身体は、妊娠中と産後の授乳期間を除けば、初潮から閉経まで、ほぼ毎月1回のサイクルで月経をくり返します。月経の一連のメカニズムは、脳と卵巣、子宮の連携によって、つくりだされます。とても複雑で繊細な働きですが、まずはおさらいしておきましょう。

▼脳から2種類のホルモンが分泌される

最初は脳の視床下部から、「性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)」が分泌され、それが下垂体に働きかけて「卵胞刺激ホルモン(FSH)」と「黄体化ホルモン(LH)」が分泌されます。

▼卵巣が指令を受けて、卵胞の発育をスタート

「卵胞刺激ホルモン」によって卵巣が刺激され、数個の卵胞が育ち始めます。

▼卵胞ホルモンが子宮内膜を厚くしていく

育っていく卵胞自身から「卵胞ホルモン(エストロゲン)」が分泌され、その作用で子宮内膜が厚くなっていきます。

▼卵胞が成熟すると「黄体化ホルモン」が大量に分泌される

約2週間かけて、ひとつの卵胞が大きく育つと、黄体化ホルモンが一気に大量に分泌され、卵胞から卵子が飛び出します(排卵)。飛び出した卵子は卵管や卵管采にとりこまれます。

▼卵子が精子と出会い、受精が起こる

卵管で卵子と精子が出会い、うまく受精が起これば、受精卵となり、分割をつづけながら5~6日かけて子宮に移動します。

▼厚く、フワフワになった子宮内膜に、受精卵が着床

排卵後の卵胞は黄体に変わり、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」を分泌します。黄体ホルモンの働きで、子宮内膜は着床にふさわしい環境をととのえます。受精卵が着床すれば妊娠の成立です。

▼着床がなければ、不要になった子宮内膜がはがれ、月経が始まる

妊娠しなかった場合、黄体ホルモンは急激に減り、子宮内膜は子宮壁からはがれ落ちて、経血となって排出されます。これが月経で、月経が始まると、また次の卵胞を育てるサイクルに入ります。

中医学では、月経を「期」「量」「色」「質」の4つから判断


月経の乱れは身体のバランスがくずれている証拠で、何か原因があります。では、正常な月経と問題のある月経との違いは、どこにあるのでしょうか? 月経について、ほかの人と話す機会は少なく、実際にくらべてみることもあまりできないので、自分でも「これって大丈夫?」と不安になることがあるかもしれません。

中医学では、月経の性質を「」「」「」「」という4つのポイントから判断します。「期」は月経日数(出血のある期間)と月経周期(何日間隔で月経が来るか)のこと。「量」と「色」は文字どおりで、「質」は経血がサラサラしているか、ねばねばしているか、また塊の有無などです。では、それぞれについて、くわしく見ていきましょう。

【期】月経日数は3~7日が正常

ふつう、月経で出血のある日数は3~7日です。月経の開始は鮮血が出始めた日から数えましょう。若い人は比較的最初から鮮血が出ることが多く、年齢が上がると、茶色っぽいおりものが1~2日つづいてから、鮮血になることも増えてきます。これは子宮の収縮力が低くなり、子宮内膜のはがれる力も弱い可能性があるかと考えられます。

日数の長短は、経血の「量」とも関係してきます。

周期が短い「月経先期」は、卵が成熟しにくい

正常な月経周期は、個人差はありますが、25~38日とされています。中医学では、周期が24日以内と短く、次の月経が早く来る状態が3周期以上つづくときに「月経先期(げっけいせんき)と呼びます。

この場合は卵胞の育つ低温期(卵胞期)が短く、卵子がしっかりと成熟する前に排卵されたり、ときには無排卵の場合もあります。黄体機能も弱いため、受精卵が着床しにくくなることもあります。周期が短いと、結果として出血量が多くなり、貧血にもなりやすくなります。

■「月経先期」の3つのタイプ

①熱こもりタイプ(血熱/けつねつ
身体の水分不足や、辛いもののとりすぎ、ストレス過剰などで、体内に熱がこもりやすく、熱が血液を無秩序に動かして出血してしまう。

【症状】
・基礎体温が全体に高め
・月経量が多い
・経血の色が鮮やか
・のぼせやほてりがある

②虚弱タイプ(気虚/ききょ
身体のエネルギーが不足しているため、血液を子宮にとどめておく力が弱くなり、月経が早く来てしまう。

【症状】
・経血がサラサラしている
・経血の色が淡い
・高温期の途中で陥落がある
・かぜを引きやすかったり、胃腸が弱い

③血行不良タイプ(血瘀/けつお
冷えやストレス、運動不足などで、血流がとどこおった状態に。血の塊が子宮内に多く、血液があふれだしてしまう。

【症状】
・月経痛や月経前後の頭痛、肩こり、下腹部痛など
・経血が黒っぽい、塊がある
・月経が始まっても基礎体温が下がらない

【おすすめの漢方薬】

「腎」の働きを充実させる漢方薬を補うことで、卵を育てます。

●イスクラ心脾顆粒(しんぴかりゅう) 

トウジンやリュウガンニクなど10種類の植物性の生薬を原料として製剤化したもので、貧血、不眠、健忘の改善を目的としています。60包。

●イスクラ参馬補腎丸(じんばほじんがん) 

ニンジン、トチュウ、ロクジョウなど13種類の動物性・植物性生薬を配合し丸剤としたもので、虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症の場合の滋養強壮を目的としています。240丸・480丸。

周期が長い「月経後期」は、卵の発育に時間がかかる

周期が35日以上で、通常の月経予定日より1週間以上遅くなる状態が3周期以上つづくと「月経後期」といわれます。

脳からのホルモンの指令が弱いために、低温期がダラダラと長くつづきます。ときには無排卵のこともあります。卵子の発育が悪いと、エストロゲンが十分に分泌されず、子宮内膜も厚くならず、黄体機能不全になることもあります。

■「月経後期」の3つのタイプ

① 冷えタイプ(血寒/けっかん
もともとの冷え性のほか、冷房や、冷たい飲食物のとりすぎなどで身体が冷えている。血行も不良。

【症状】
・月経量が少ない
・経血が紫から黒っぽく、ねばっこい
・基礎体温が全体に低め

② 貧血タイプ(血虚/けっきょ
月経のもととなる血液や肝・腎の機能が弱く、女性ホルモンの分泌が不足している。

【症状】
・月経量が少ない
・経血がサラサラしている
・高温期に体温の陥落がある
・立ちくらみ、めまい、動悸、不妊などがある

③ ストレス血行不良タイプ(気滞血瘀/きたいけつお
ストレスにより血行が悪くなる。脂っこいものや甘いもののとりすぎや、肥満による「痰」(血中のドロドロしたもの)が原因のことも。

【症状】
・月経量が少ない
・経血が紫っぽく、ねばっこい、塊がある
・イライラしやすい
・月経痛、頭痛、肩こり、下腹部痛など

【おすすめの漢方薬】

基本はやはり「補腎」と「補血」です。

●星火亀鹿仙(せいかきろくせん)

カメの甲羅、スッポンの甲羅、シカの角(骨化したもの)という動物由来の原料を煮出して濃縮液体にし、数種類の植物エキスを加えた飲みきりタイプのスティック分包。60包。

●イスクラ参茸補血丸(さんじょうほけつがん) 

ニンジン、ロクジョウをはじめリュウガンニク、カラトウキ、オウギ、ゴシツ、トチュウ、ハゲキテンという8種類の生薬を配合した丸剤。虚弱体質、肉体疲労、病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症の場合の滋養強壮を目的にしています。420丸・420丸×2。

周期が不安定な「月経前後不定期」

通常の月経予定日より、早まったり遅くなったりして、周期がバラつくことを「月経前後不定期」といいます。ホルモンのバランスが安定しない初潮から数年間と、更年期にはよく見られますが、妊娠をめざしている女性の場合、周期が不安定だと、排卵期がわかりにくく、性交渉のタイミングがとりづらくなります。

ストレスや、生殖を司る「腎」の働きが弱い、胃腸機能が虚弱など、いろいろな原因があるので、漢方薬局では、自覚症状や生活習慣などをくわしく聞きとったうえで、その人の体質に合った漢方薬を提案します。

【おすすめの漢方薬】

月経周期を正しくととのえるには、周期全体を通しての精神的な安定が重要です。

●イスクラ婦宝当帰膠B(ふほうとうきこうびー) 

トウキをはじめ、センキュウ、オウギなどを加え、9種類の生薬を原料とするシロップ剤です。更年期障害のかたの冷え症、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴りの改善を目的としています。300mL・300mL×2。

●イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう) 

タンジン、コウカなど6種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、中年以降または高血圧傾向のあるものの頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸の改善を目的としています。45包・90包。

【量】経血の量は、2日目がいちばん多い

経血の量は個人差がありますが、20~140ml、平均50mlが正常といわれます。月経開始後24時間前後がいちばん量が多く、2~3日目で全体の3分の2の出血になります。50mlといっても、実際に測るわけではないので、自分の出血量が多いか少ないかはわかりにくいものです。

そのため、薬剤師や登録販売者がご相談を受けるときには、できるだけ具体的に伺うようにします。量の多い日に、通常のナプキンでは間に合わず、夜用の大きいナプキンでも2時間ごとにとりかえているようなら、多いほうです。子宮内膜症や子宮筋腫があると、出血がかなり多くなります。逆に、2日目のいちばん多いときでも、ナプキンがいっぱいになってとりかえることがないような人は、少ないタイプです。

一般的に量が多い人は「月経先期」と、量が少ない人は「月経後期」と深くかかわっていると考えられます。

【色】排出された経血の色でも、身体の状態がわかる

正常な経血の色は、ちょっと暗めの紅色です。月経量が多い2~3日目の血色で判断します。 

色が淡いのは、「気」「血」が不足していることを示し、鮮やかすぎる赤は、体の中に熱がこもった状態です。また紫暗色からどす黒い場合は、身体が冷え、「気」「血」のめぐりが悪くなっていることのサインです。これらを改善するには、血行をよくする効果のある漢方薬や、体を温めるタイプの漢方薬を服用するといいでしょう。

【おすすめの漢方薬】

●イスクラ麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)

ニンジン、バクモンドウ、ゴミシの植物性生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症、発育期の滋養強壮を目的としています。30包・60包。

●イスクラ逍遙顆粒(しょうようかりゅう)

トウキ、サイコ、シャクヤクなど8種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるかたの冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症、神経症の改善を目的としています。90包。

【質】経血にねばりけや、大きい塊があるときは要注意

通常の経血は、けがをしたときなどの出血と違い、ある酵素の働きによって、子宮内では固まらないようになっています。それなのに、レバー状の塊が出るときは、出血量が多すぎて、酵素の働きが追いつかないのです。出血の多い2~3日目に、小指の爪くらいの塊が2、3個まじる程度なら問題ありませんが、親指大の大きい塊が何度も出る場合は、月経痛も強く、子宮筋腫などの病気が原因のことがあります。いつも塊が出る場合は、一度病院で診察を受けてみましょう。

経血にねばりけのあるタイプは、「気滞(きたい)」「瘀血(おけつ)」「痰湿(たんしつ)」など、「気」や「血」のめぐりが悪くなっています。「痰湿」は身体の中に余分な湿気がたまった状態で、むくみやすい、だるい、おりものが多いなどの症状があらわれます。

また、経血が水のように薄いタイプもあり、こちらは身体に必要な「気」も「血」不足していて、疲れやすい、かぜをひきやすいなどの症状が出ます。

【おすすめの漢方薬】

●イスクラ開気丸(かいきがん)

シャクヤクやセンレンシなど12種類の植物性生薬から抽出したエキスに同種類の生薬末を加え丸剤としたものです。胃腸疾患に伴う次の諸症状:はき気 (むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、胸つかえ、腹部膨満感、腹痛、胃痛、食欲不振、消化不良、下痢のほか腹部膨満感を伴い繰り返し又は交互に現れる下痢及び便秘の改善に。120丸・480丸。

 ●イスクラ健脾散エキス顆粒(けんぴさんえきすかりゅう) 

ニンジン、サンヤク、ビャクジュツなど10種類の植物性生薬から抽出されたエキスを顆粒としたもの。体力虚弱で、胃腸が弱く、痩せて顔色が悪く、食欲がなく下痢が続く傾向があるかたの食欲不振、慢性下痢、病後の体力低下、疲労倦怠、消化不良、慢性胃腸炎に。90包。

「月経」の4つのポイントで、いまの体調をチェック


なにげなくやりすごしている毎月の月経は、情報の宝庫。そのときどきの女性の身体の状態をはっきりと示してくれます。赤ちゃんが欲しいと思っているなら、周期や量、色、質にはそれぞれ関連もあります。1周期だけで判断はできないので、最低でも3周期は様子をチェックしてみます。もしポイントの中で、気になる点があれば、漢方薬局で相談することも考えて。トラブルの原因や、いまのあなたの体質を妊娠に向けて改善するためのアドバイスが、きっと得られるはずです。

ご紹介した漢方薬は、日本中医薬研究会の薬局・薬店で購入できます。症状や体質は一人ひとり異なりますので、薬局・薬店でよくご相談のうえ、お求めください。
お問い合わせ先/イスクラ産業株式会社
お客様相談室 03-3281-3363(土日祝日を除く)
お近くのお店を探すことができるサイトも便利!https://chuiyaku.or.jp/


取材・文/山岡京子

【PROFILE】 張 立也 先生

中医学講師。中国・遼寧中医薬大学卒業。同大学に医師、大学講師として勤務。1996年に来日し、埼玉医科大学にて医学博士号取得。日本中医薬研究会講師。不妊カウンセラー。著書に『中医非薬物療法の基礎と臨床』など。やさしくも的確なアドバイスにファン多数。

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